今回はタイトルの通り、IPエイリアスの操作についてです。
一時的な(手動による)操作
※書式を確認するときは、ip addr helpとします※IPアドレス、ネットマスク、インターフェース名はお使いの環境にあわせて適宜読みかえてください
<追加時>
# ip addr add 192.168.233.8/24 dev ens32
<削除時>
# ip addr del 192.168.233.8/24 dev ens32
※追加作業後にIPアドレスを確認すると、ens32のセカンダリアドレスとして登録されている事が確認できます。
# ip addr show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens32: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
link/ether 00:0c:29:7e:2f:54 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.233.7/24 brd 192.168.233.255 scope global ens32
valid_lft forever preferred_lft forever
inet 192.168.233.8/24 brd 192.168.233.255 scope global secondary ens32
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 fe80::20c:29ff:fe7e:2f54/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
#
恒久的な操作
※上記1.の方法だと再起動すると追加した設定は消えてしまいます。恒久的に保存するにはいくつか方法がありますが、今回はnmtui-editコマンドを使ってみる事にします。
→この操作で/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-<interface名>に
IPADDR1とPREFIX1として追加されます
1.nmtui-editコマンドを実行します。
※もし書式が崩れるようであれば、 LANG=C nmtui-edit と実行してください
2.IPエイリアスを追加するインターフェースを選択後、[TAB]キーで<Edit...>にカーソルを合わせEnterを押します。
3.次に現在インターフェースに設定されているIPアドレスの下にある<Add...>にカーソルを合わせてEnterを押します。
4.IPエイリアスの設定を追加します。
追加後、画面右下の<OK>にカーソルを合わせてEnterを押します。
5.一番最初の画面に戻るので、画面右下の<Quit>にカーソルを合わせてEnterを押します。
以上で、OSを再起動しても設定したIPエイリアスが消える事はありません。
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