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2016年2月2日火曜日

CentOS6(RHEL6) 起動するtty(仮想コンソール)を調整する

今回はタイトルの通り、CentOS6(RHEL6)では初期に6つ起動するtty(仮想コンソール)を調整する方法についてです。
※普段Puttyなどでリモートから作業をするなら、コンソールを使って作業する事も稀でしょうから、
 使わないものはメモリの消費を抑える意味でも起動しないように調整しましょう。


ttyの起動数を減らす設定


CentOS6(RHEL6)では、/etc/sysconfig/initファイル内のACTIVE_CONSOLESの箇所を編集します。
※以下では、tty3~tty6までを停止しています。

(変更前)
ACTIVE_CONSOLES=/dev/tty[1-6]

(変更後)
ACTIVE_CONSOLES=/dev/tty[1-2]



設定の適用方法

2パターンあるので、お好きなほうで適用してください。

1. 再起動をする
 これで起動時に/etc/sysconfig/initファイルを読み込んで/dev/tty1と/dev/tty2だけあがっている状態になります。

2. 以下のコマンドを実行する
 ※停止する仮想コンソール分、実行します
 ※こちらは再起動は必要ありません

# initctl stop tty TTY=/dev/tty3
# initctl stop tty TTY=/dev/tty4
# initctl stop tty TTY=/dev/tty5
# initctl stop tty TTY=/dev/tty6








2012年8月12日日曜日

yumでセキュリティパッチだけを適用する

Red Hatが提供するアップデートには以下のものがある。

 ・セキュリティに関する修正      RHSA(Red Hat Security Advisory)
 ・バグに関する修正           RHBA(Red Hat Bug Fix Advisory)
 ・機能強化や追加に関する修正 RHEA(Red Hat Enhancement Advisory)

通常yum update をするとこれら全ての修正がアップデート対象になりますが、"--security"という
オプションを付与するとRHSAに関する修正だけをアップデート対象にする事ができます。

このオプションを使うと、例えばハードウェアベンダーのサポートがRHEL5.7でないと
受けれない場合、(表現の仕方が正しいかは微妙ですが)RHEL5.7をHOLDしたまま
アップデート・パッケージを適用するといった運用ができるようになっています。
#RHELでは5.1以降で利用可能
#CentOS5 or 6でも、yum-securityパッケージを導入することにより利用可能

[root@cent5 ~]# yum info yum-security
Loaded plugins: fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: rsync.atworks.co.jp
 * extras: rsync.atworks.co.jp
 * updates: ftp.iij.ad.jp
Available Packages
Name       : yum-security
Arch       : noarch
Version    : 1.1.16
Release    : 21.el5.centos
Size       : 27 k
Repo       : base
Summary    : Yum plugin to enable security filters
URL        : http://linux.duke.edu/yum/download/yum-utils/
License    : GPLv2+
Description: This plugin adds the options --security, --cve, --bz and --advisory flags
           : to yum and the list-security and info-security commands.
           : The options make it possible to limit list/upgrade of packages to specific
           : security relevant ones. The commands give you the security information.
[root@cent5 ~]#

CentOSの場合、man 8 yum-securityで詳細を確認してください。