今回はいつもと趣向をかえて、作業ミスを減らす為に自分が必ずする初期設定について書こうと思います。
(たいした事ではありませんが、視覚に訴えるものを3つほど紹介します。)
※以下、基本的にベースはRedhat系として記述します
1.ファイルとディレクトリなどを見分けやすく
lsコマンド実行時にファイルなのかディレクトリなのか識別しやすくする為に、”ls -F”や”ls -l”とオプションを付けて実行すると思います。ただ毎回オプションをつけて実行するのも面倒なので、手短にlsと入力すれば”ls -F”の出力結果が返ってくるようにしています。
その際にどの作業環境(コンソールやその他仮想端末を問わず)・どのユーザでも統一された状態で実行されるように、システム全体に効くエイリアス(alias)として登録しています。
具体的には、/etc/profile.d/colorls.sh ファイル内で以下の記述部分を変更します。
(変更前)※変更後、ログインし直すか、source /etc/profile.d/colorls.sh とする事で変更が適用されます
alias ls='ls --color=tty' 2>/dev/null
(変更後)
alias ls='ls -F --color=tty' 2>/dev/null
2.vimの色分けを有効にする
※この内容を試すにはvim-enhancedパッケージが導入されている必要があります
ただ、設定ファイルを編集するケースの多いrootユーザだと色分けされずに白黒のまんまなので?と思った事はありませんか?
※何かしら理由があるとは思うのですが、調べてません...
前置きが長くなりましたが、具体的には/etc/profile.d/vim.shでその設定がされているので、以下の記述を残して他の記述は全てコメントアウトします。
これで、どのユーザ・どの端末でも同じようにsyntaxに沿って色分けがされるようになります。
alias vi >/dev/null 2>&1 || alias vi=vim
※変更後、ログインし直すか、source /etc/profile.d/vim.sh とする事で変更が適用されます
3.rootユーザのプロンプトに色を付ける
なにかというと、rootユーザになったらプロンプトの部分に色をつけて、rootで作業をしているよ!!という事を意識するようにしています。
具体的には、以下の内容を~/.bashrcに記述しています。
こうすることでプロンプトが赤くなります。
export PS1="\[$(tput bold)$(tput setaf 1 2)\][\u@\h \W]# \[$(tput sgr0)\]"