2012年10月15日月曜日

SMTP認証専用のdovecot

最近は、PostfixでSMTP認証をする際にdovecotを利用するケースが増えてきたのだが、SMTP認証のためだけにPOP/IMAPサーバを起動するのが嫌な場合(というよりPOP/IMAPのサービスが不要であればこちらを推奨する)は、dovecotを認証専用のサービスとして起動すればいい。

具体的には、まず /etc/dovecot/dovecot.conf でprotocolsを以下のように設定する。
 
        protocols = none

その上で、dovecotのドキュメントにあるように、/etc/dovecot/conf.d/10-master.confに
以下のように設定する。


   service auth {
      unix_listener /var/spool/postfix/private/auth {
        group = postfix
        mode = 0666
       user = postfix
      }
    }

あとは、dovecotが認証に利用する情報に合わせて/etc/dovecot/conf.d/10-auth.confあたりを編集してdovecotを起動すればいい。


起動後、netstatで確認すると以下のようになる。

[root@fc17 ~]# netstat -ant | egrep '110|143|993|995'
[root@fc17 ~]#
※POP/IMAP関連のポートはオープンしていない


なお、Postifx側の設定は(詳細はドキュメントで要確認)、main.cfに以下の記述をすれば良い。

smtpd_sasl_type = dovecot
smtpd_sasl_path = private/auth

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