複数のリポジトリを併用する場合、同一パッケージがバージョン違いで複数用意されてしまう事があります。
→ 通常何も指定をしなければ、バージョンのより新しいものがインストールやアップデートの対象になってしまいます。
この状態を回避する為に、利用しないリポジトリ側でexcludeオプションを指定する事が多々あるかと思いますが、より運用しやすい方法として利用したいパッケージが含まれるリポジトリ側でprotectを設定する手もあります。
以下、その手順です。
1.yumのプラグインパッケージをインストールする。
RHEL6系の場合 → yum-plugin-protectbase
RHEL5系の場合 → yum-protectbase
2.protectをかけたいrepoファイルに以下を追記する。
protect=1
以上で設定は完了です。
これで、protectをかけたリポジトリに含まれるパッケージは、他のリポジトリの状態に影響を受けなくなります。
また、protectをかけたリポジトリは、以下のようなメッセージ(青字の部分)が表示されるようになります。
[root@node01 ~]# yum update
Loaded plugins: fastestmirror, protectbase
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
* extras: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
* updates: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
27 packages excluded due to repository protections
Setting up Update Process
No Packages marked for Update
[root@node01 ~]#
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